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2006年 01月 27日
こっちに引っ越して来て、横浜でバイトをしていたが
ついにそのバイトが終わった。 3ヶ月ちょっとしかいなかったバイトだったが、 今までで一番、居心地のいい、皆がいい人という バイト先で本当に恵まれたと思う。 沖縄に続き、なぜかそこにいる人たちとは 精神世界の話をすることが多く、霊感がある人が多い なんとも不思議なバイト先だった。 朝、駅を降り、港の海が見える方向に歩くと、 始めは大勢のビジネスマンと歩いていたのが いつまにかその人たちもいなくなり、 海の近くまで来ると一人になる。 寒いのだが、冬の朝の日差しを浴びると なぜか気分が一掃された感じになるのが好きだ。 これから一日が始まるんだ、という感じが好きだ。 そんな私の最後のバイトも終わり、 今日は一転して鎌倉、逗子を越えたあたりの 私の好きな街、葉山に行く。 ここに来て、朝から葉山コロッケを買いにまず走る。 葉山の中心部からちょっと奥に向かうと右手に森戸神社がある。 その境内の脇を入っていくと、石原裕次郎の石碑があり、 裕次郎灯台が見える海辺に出る。 そこで腰掛け、買ってきたコロッケを皮パンに挟み、かじる。 このコロッケの食べ方は、 私の好きな喜多嶋隆という作家の小説に出てくるのだ。 それを真似して、結構本気で実践する自分が可笑しくなる。 横を見ると、工事現場の服を来たおじさんが自家製であろう おにぎりをほおばり、どこかの渋い俳優のように 遠くを見て哀愁に満ちているし、 目の前にハッキリ見える富士山の下に広がる 大きな海では、漁師が船を出し、 その船からはここぞとばかりに演歌が大音量で聞こえてくる。 なぜか海辺を30人の登山の格好をした おばはん達がぞろぞろ歩いている。 それぞれが映画のワンシーンのようで、 海の街の日常が面白く、またホッとさせる。 私と友達は顔を見合わせて笑ってしまった。 そしてカフェで一息つき、またあっけない一日は終わる。 2月の初めに南アジア、中東の国に旅立つことにした。 今のうちに、このよき日本を思う存分味わっておく必要が 私にはある(遊びすぎ!と言わないで・・・)。
by anohinosora
| 2006-01-27 10:53
| 旅・温泉(国内編)
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