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2005年 12月 30日
激動のクリスマスも終わり、いつの間にか今年も終わりですね。
この前夏が来たと思ったら、もう冬真っ最中!! 早いですね・・・ こうして私の人生ラストの学園生活(といっても学校ほとんど行ってない・・・) が終わりを遂げようとしている。 焦りと不安。 期待と喜び。 こんな気持ちの入り乱れたこの時期。 12月23,24,25日と日本の代表すべき観光スポット 「横浜みなとみらい」でアルバイト中の私は、 客の90%のカップルを相手に四苦八苦でその建物の中を 朝から晩まで走りまわったのだった。 夜の横浜はキャンドルナイトという名目で、 恋人たちがキャンドルにお願いを書いて 灯すイベントが行われ、辺り一帯は キャンドルの炎だらけでロマンチックであった・・・ が、残念ながらそのキャンドルたちは 翌日、見事にゴミ箱へ行ってしまうことは 誰も気づいていない・・・・ひひひひ・・・・ と不気味な笑いをしながら私は一人横浜を後にした。 そんな自分の卒論作成とバイトの頑張りに、 友達と1泊2日で草津温泉に行ってきた。 草津といえば、日本を代表する温泉で、 質はもちろん、傷を癒す湯治場としても有名だ。 そんな有名な温泉に行ったことがない「自称温泉好き」の私としては 絶対に行くべき温泉だった。 新宿から4時間くらいかけてバスで行ったのだが、 伊香保温泉や川原湯温泉といった草津から少し手前の温泉郷では 晴天が続いていたのに、草津温泉郷に入ったとたん雪が!! しかも例年になく大雪らしい。いや、吹雪だった。 気温はマイナス6℃。 しーん・・・・・ 雪見温泉ができるかなあと思っていたら、 雪国並の積雪量だった。 夜はマイナス10℃くらいまで下がり、私たちは歩いては温泉に入り、 また10分歩いては温泉に入り、一日に何回も観光客のにぎわう 100人入れるという露天風呂「西の河原温泉」や「大滝の湯」ばかりでなく、 地元民しかいない公共浴場「千代の湯」などといった 6畳くらいの温泉にまで入ったのだった。 温泉の質は・・・硫黄成分が強く、強度の酸性。 傷がある場合は、痛い。 高温。 今まで入った温泉の中で、一番「ギャー」という声をあげるくらい 菌を殺してしまうようなすごいお湯だった。 まさに「傷を癒す温泉」だ。 肌もつるつるになった。 お酒を飲んで入ったら、絶対に死ぬぞ。 群馬に入り、渋川から草津温泉へ行く起点となる「長野原草津口」という駅が あって、渋川からこの駅までをJR吾妻線という路線がある。 しかしあと数年でこの付近の駅はダムの底に沈んでしまう。 代表的な温泉でいうと吾妻渓谷沿いにある「川原湯温泉」。 ここは確実に沈んでしまう。 もちろん草津温泉は沈まないが、起点となる「長野原草津口」ももっと高い場所に 移るという。 吾妻線沿いの地域には、昔からあるような日本の原風景、茅葺屋根の家や 古い農家、長屋風の建物、蔵がたくさんある。 そして吾妻峡という名所もあるが、ダムの底にすべて沈んでしまうのだ。 そこで何千年も繰り広げられてきた生活が、文化が失われてしまう。 それも人間の手で・・・ そういう思いを胸にバスに乗って窓から見える風景は普段と変わらないのだろう けれど私の目にはとても哀しい風景として残った。 ぜひ、機会があったらみんなにも行ってほしい。 ということで今年ももう後わずか。 こうして続けたブログも一年になる。 いろいろな事があったけれど、読んでくれた人たちに本当に感謝します。 こうやって続けてこれたのも皆のお陰だもんなぁ・・・ 来年ももっとパワーアップして頑張りますのでよろしくお願いします☆ それではみんな2005年最後の日を楽しんでくださいね!!
by anohinosora
| 2005-12-30 16:28
| 旅・温泉(国内編)
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