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『Asian Beauty』
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2005年 09月 21日
日付を遡ってみる。
こんな機会がなければ、この不思議な島はただの島だけで終わってしまう。 私がまだ宮古島にいた時、 またもや大神島に行くことになった。 相棒は私と一緒で宮古に来て、霊的感性を持ってしまった人。 これはまた何か起きそうだと、ちょっと好奇心でワクワクするのと 怖いのと、神に対する謙虚な気持ちが入り混じる。 フェリーが大神島に着くと、 雲っていた天気が快晴に。 なんとなく「2人とも受け入れられてよかった・・」と一安心。 島の観光は1時間程で終わり、島の聖域だという東側までは 行けなかったが、海岸沿いの道が続いてる所まで歩いてみる。 前にも書いたと思うが、以前、島一周道路を作ろうとして、 工事のために入った業者が原因不明の病気や機械の故障などで 中止になった。 だから島の東側は道がなく、島の人ですら一年に一度の島民以外は 完全非公開の祭りにしか入れないという。 島民に聞いたところ、 「島の東側は怖いところさ~」と誰もが言う。 フェリーの最終便は午後5時。 それに間に合うように港に戻る途中、 宮古島の隣の池間島にかかる橋の上に太陽がかかっていたので、 「ここから見る夕陽はきれいだろうな~ いいな~見てみたいな。」 と名残惜しみつつ私たちは港に向かう。 ここのフェリーは出発時間が遅れるので当たり前で それを見越して時間ぎりぎりに着いた。 すると、すでにフェリーが出発しているではないか!! 時計を見ると5時1分。ありえない。 「お~い!!待ってェ~!!」 フェリーに乗っていた観光客はこっちを見て気づいてるのに、 船長に言ってくれない。 「もう船は今日出ないよ。明日の朝のフェリーしかないよ。」とおじい。 ということで、台風の近づいている、宿泊施設もない、 店もない(一つだけ商店といいがたい店はあるが)、神の島に 取り残されてしまったのだった・・・・。 よく考えてみた。 私たちはここに来て、「ここにもっと居たいねェ」とか「ここで夕陽を見てみたい」 とかそういうことを連発していたように思う。 だから神さまが口に出したことを叶えたんじゃないか。 相棒の方はオーストラリアのタスマニア島でそれと似たような事が起こって 島から出られなくなったことがあった。それは神ではなく幽霊の方だったけれども。 取り残された私らのまわりに島民が集まってきてどうしようか、と相談する。 こんなマヌケが結構いるのではないか、と思ったが、 「去年2人いたけど、あんまりそういう人はいないねェ・・・」と言われた。 村のコミュニティセンターを貸してくれることになったが、 中に入ると嫌~な予感。怖い。特にトイレと図書室が・・・。 いい歳して子供みたいに怖がるなんて、なんて思わないでください。 なんか出そうと直感的に思ったんです。 島民の親切を無駄にしてはいけないから、そこに泊まるフリをして 私たちは砂浜で一晩を過ごすことにした。 まだ月明かりがある、外の方が安全で怖くない。 砂浜では、ちょうど太陽が沈みかけていて、 夕陽なのに拝みたくなるくらいの神々しい夕陽が海に沈んでいった。 これを見れただけでも大神島に来れてよかったという充実感があった。 この島で何が起こっても不思議ではない。 もちろん眠れはしなかったし、空いっぱいに広がる星を見ながら、 夜通し相棒と話し込んでいた。 朝方、4時半くらい、いきなりそれまで晴れていた空に、大きな雲が かかり始め、月を覆った。 と同時に私らは何かゾクゾクするものを感じていた。 「ああ、なんか出そう」と思って隣の相棒を見ると、 その人は私の後ろの方を凝視している。 「・・・・!!」 その目を見た瞬間、私は「出た」と思った。 何か言いかけた相棒に対し、「もうそれ以上何も言わないで」と言う。 私の後ろの岩山の方でガサガサ音がなっている。 私の近くでも何かが動いている。 それは海でも風でもない音だ。 恐怖と「またか」という感じで、何を言っていいかわからず、空を見ながら 「きれいだな~」と思ってもみないことを口走ってる私と、 相棒は相変わらずの凝視の連続。 月を覆っていた雲が通りすぎると同時に体のゾクゾク感はなくなった。 そうして次の日になった。 そのときのことを相棒に聞いてみると、 まず雲が月に覆われてすぐ波の上を何かがこっちにシューッって 向かってきていた、私らの前の砂浜を灰色の影がウロウロしていた、 私らの後ろでガサガサしていた、とのことだった。 後ろでガサガサしてたのはさすがに見れなかったらしいが、 その霊たちは普通の住民のような、悪い霊には見えなかったらしい。 私は逆に音だけ聞こえて他は見ておらず、空だけ見ていたのに、 更に恐怖心が強くあったと思う。 ということで、ここでも霊的な体験と神のいたずらの様なことを体験してしまい、 その後、もっと神とかウタキ(本土でいう神社のようなもの)を調べたいと 思うようになり、千葉に帰るのを中止して沖縄本島に向かうことになったのです。
by anohinosora
| 2005-09-21 10:57
| 旅・温泉(国内編)
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